Light Output 2.8
(作成中)

Lamp (ランプ) は、Background シェーダをもつワールドや Emission シェーダをもつオブジェクトからのライティングとは異なる方法での光源となります。違いは、レンダリングイメージに直接表示されないことと、独自のオブジェクトタイプとしてより簡単に管理することが出ることです。
Properties
● Surface
サーフェスシェーダには、Emission が入力されます。
Setting
ノードブロックでの設定はありませんが、Properties ウィンドウの Object Data パレットに設定があります。
パレット
現在は、Point と Sun、Spot、Area がサポートされており、Hemi はまだサポートされておらず、Sun としてレンダリングされます。しかし将来的にはサポートされるので、互換性を維持するためにも、使用しないことをお勧めします。
また、各ランプのタイプによって光量が異なりますので、Lamp タイプと光量を参照してください。
※共通設定 Size, Max Bounces, Cast Shadow, Multiple Importance に関しては下にまとめます
Point
Point Lamp (ポイントランプ) は全ての方向に均一に光を放ちます。
接続する Emission シェーダの Strength (強度) の単位は W (ワット) になります。
接続する Emission シェーダの Strength (強度) の単位は W (ワット) になります。
Sun
Sun Lamp (サンランプ) は、特定の向に光を放ちます。
Sun Lamp はシーン内には位置していないとされ、光源の位置は考慮されず、常に無限に離れたシーンの外側に位置し、減衰することがありません。
Sun Lamp に接続する Emission シェーダ の Strength (強度) は他のランプとは単位が異なり、通常は他の光よりも小さい値に設定する必要があります。
Sun Lamp はシーン内には位置していないとされ、光源の位置は考慮されず、常に無限に離れたシーンの外側に位置し、減衰することがありません。
Sun Lamp に接続する Emission シェーダ の Strength (強度) は他のランプとは単位が異なり、通常は他の光よりも小さい値に設定する必要があります。
Spot
Spot Lamp (スポットランプ) は、コーンの内側の特定の方向に光を放ちます。
Spot Lamp には、Spot Shape パレットに以下の設定があります。
Size
スポットライトビームの円錐角 (1.0 - 180.0) を設定します。
Blend
スポットライトエッジの柔らかさ (0.0 - 1.0) を設定します。
Show Cone
3D View 上でスポットライトの円錐を表示します。
Spot Lamp には、Spot Shape パレットに以下の設定があります。
Size
スポットライトビームの円錐角 (1.0 - 180.0) を設定します。
Blend
スポットライトエッジの柔らかさ (0.0 - 1.0) を設定します。
Show Cone
3D View 上でスポットライトの円錐を表示します。
Area
Area Lamp (エリアランプ) は、Square (正方形) または Rectangle (長方形) のエリア (領域) から光を放ちます。
接続する Emission シェーダの Strength (強度) の単位は W (ワット) になります。
Shape
エリアの形状を、Square (正方形) または Rectangle (長方形) で選択します。
Portal (2.75)
このオプションを有効にしたエリアランプは、環境光のサンプリングを助けて収束を改善するライトポータルとして機能します。ライトポータルは、室内シーンで環境光源に向ってレイを誘導するのを助けます。それは、例えば「窓」のように、シーン内の開口部に向けてレイを誘導するようなものです。ライトポータルの向きは、通常のエリアランプと同様に、光を照射したい方向にむけます。窓を通して屋外の環境光を室内に取り込みたいときは、窓の位置に、窓の大きさのエリアランプを作成し、それをポータルとします。

注意:
ポータルを用いたレンダリングは、通常遅くなりますが、より早く収束するため、少ないサンプル数ですみます。ポータルを追加する毎にレンダリング時間が長くなるので、ポータルの使用は最小限にしてください。また、ランプとしては表示されなくなりますので、注意してください。
接続する Emission シェーダの Strength (強度) の単位は W (ワット) になります。
Shape
エリアの形状を、Square (正方形) または Rectangle (長方形) で選択します。
Portal (2.75)
このオプションを有効にしたエリアランプは、環境光のサンプリングを助けて収束を改善するライトポータルとして機能します。ライトポータルは、室内シーンで環境光源に向ってレイを誘導するのを助けます。それは、例えば「窓」のように、シーン内の開口部に向けてレイを誘導するようなものです。ライトポータルの向きは、通常のエリアランプと同様に、光を照射したい方向にむけます。窓を通して屋外の環境光を室内に取り込みたいときは、窓の位置に、窓の大きさのエリアランプを作成し、それをポータルとします。

注意:
ポータルを用いたレンダリングは、通常遅くなりますが、より早く収束するため、少ないサンプル数ですみます。ポータルを追加する毎にレンダリング時間が長くなるので、ポータルの使用は最小限にしてください。また、ランプとしては表示されなくなりますので、注意してください。
共通設定
Size
Lamp の大きさ (0.0 - 100.0) を設定します。
Size が 0.0 の場合は、光源には大きさがなくなり、影の輪郭がハッキリとします。0.0 より大きくするほど影の輪郭はよりソフトとなります。
※Area Lamp の場合は、Size に X と Y があり、同じ値の場合は正方形のエリアで異なる値の場合は長方形のエリアとなります。
Lamp の大きさ (0.0 - 100.0) を設定します。
Size が 0.0 の場合は、光源には大きさがなくなり、影の輪郭がハッキリとします。0.0 より大きくするほど影の輪郭はよりソフトとなります。
※Area Lamp の場合は、Size に X と Y があり、同じ値の場合は正方形のエリアで異なる値の場合は長方形のエリアとなります。
Samples
各 AA サンプルに対して描画する光のサンプル数 (1 - 10000) を設定します。
※このオプションは、インテグレータモードで Branched Path Tracing が選択されていると表示されます。
※Sampling 設定は、AA Samples を 1, 他の Samples を 5 に設定してあります。
各 AA サンプルに対して描画する光のサンプル数 (1 - 10000) を設定します。
※このオプションは、インテグレータモードで Branched Path Tracing が選択されていると表示されます。
※Sampling 設定は、AA Samples を 1, 他の Samples を 5 に設定してあります。
Max Bounces
個々のランプの最大バウンス数 (0 - 1024) を指定します。
最高のレンダリング品質にするなら、これは最大値に設定する必要があります。しかし実際には、レンダリングを速めるために、できるだけ低い値を設定する方が良いでしょう。1 を設定すると、直接光のみのバウンス結果となります。
個々のランプの最大バウンス数 (0 - 1024) を指定します。
最高のレンダリング品質にするなら、これは最大値に設定する必要があります。しかし実際には、レンダリングを速めるために、できるだけ低い値を設定する方が良いでしょう。1 を設定すると、直接光のみのバウンス結果となります。
Cast Shadow
Cast Shadow (影の表示) オプションを無効にすることで、ランプからの光は途中のオブジェクトに遮られなくなります。
これにより光源からのレイ (光線) を追跡する必要がないため、レンダリング速度を上げることができます。
Cast Shadow (影の表示) オプションを無効にすることで、ランプからの光は途中のオブジェクトに遮られなくなります。
これにより光源からのレイ (光線) を追跡する必要がないため、レンダリング速度を上げることができます。
Multiple Importance
ランプにこのオプションを使用することで、エリアランプや光沢のあるマテリアルのノイズを軽減することができます。
Area Lamp の On/Off サンプル
※Lamp は通常、Glossy Ray や、Transmission Ray に乗ることはないようですが、このオプションを有効にすることで、それらの Ray に乗るようです。なので、オブジェクトに Emission を割り当てた発光体がオブジェクトに映り込むのと同様の効果を得たい場合は、このオプションを有効にすると良さそうです。ただ、それが Glossy 等に反射することで、ノイズが出てしまうので注意が必要です。
ランプにこのオプションを使用することで、エリアランプや光沢のあるマテリアルのノイズを軽減することができます。
Area Lamp の On/Off サンプル
※Lamp は通常、Glossy Ray や、Transmission Ray に乗ることはないようですが、このオプションを有効にすることで、それらの Ray に乗るようです。なので、オブジェクトに Emission を割り当てた発光体がオブジェクトに映り込むのと同様の効果を得たい場合は、このオプションを有効にすると良さそうです。ただ、それが Glossy 等に反射することで、ノイズが出てしまうので注意が必要です。
- 最終更新:2020-03-05 18:20:12