Lens
カメラのレンズに関わる設定を行います。
パレット
Perspective
カメラタイプが、Perspective (透視投影) になります。
画角を Focal Length (焦点距離) か、Field of View (視野角) で設定します。

Focal Length : Millimeters
画角を Focal Length (焦点距離) で設定する場合、Millimeters (ミリメートル) を選択します。
焦点距離 (1.0 - 5000.0) を設定します。
Field of View : Degrees
画角を Field of View (視野角) で設定する場合、Degrees (角度) を選択します。
視野角 (0.367 - 172.847) を設定します。
※どちらかの単位で設定した後に単位を変更すると、自動的に換算されます。
Panorama
Panorama (パノラマ) オプションで、パノラマビューを作成することができます。
ただし、Blender 標準のカメラとは多少異なる動作をし、OpenGL レンダリングを使用して表示することはできません。
このオプションは、正距円筒図法 を用いて、カメラ位置からシーンのパノラマビューをレンダリングします。
この投影法は World Output で利用する Background シェーダで使用される Environment Texture と互換性があり、環境マップをレンダリングするために使用することができます。
デフォルトマッピングを一致させるには、カメラオブジェクトの回転を (90,0,-90) または +X 軸に沿って位置ポインティングを設定します。
これは、使用しているデフォルト環境テクスチャマッピングイメージのセンターを見ていることに相当します。
Orthographic
カメラタイプが、Orthographic (平行投影) になります。
Orthographic Scale (平行投影スケール) で表示サイズを設定します。

Orthographic Scale
表示サイズのスケール (0.01 - 4000.0) を制御します。
Shift
Shift (シフト) オプションで、カメラ位置やフォーカス位置を変えずに、レンダリング範囲をシフトできます。
シフトを使わずにレンダリング範囲を変えようとすると、カメラ位置やフォーカス位置が動いてしまい、モノの見え方が変わってしまいます。
シフトを使うことで、一回り大きな絵の中から切り取る範囲をずらしているような感じになり、モノの見え方が変わることはありません。
ただし、この設定をカメラの位置を調整するために使用しないように気をつけてください。
X
水平方向のシフト値 (-10.0 - 10.0) を設定します。
Y
垂直方向のシフト値 (-10.0 - 10.0) を設定します。
Clipping
Clipping (クリッピング) オプションは、レンダリングの際に、直接オブジェクトが表示される範囲を設定します。
この範囲外にあるオブジェクトは、直接表示されないものの、光のバウンスはクリッピングされないため、間接的に画像に影響を与えます。
OpenGL レンダリングにおいては、クリッピング距離の限界値をきちんと設定することは、十分なラスタライズ精度を確保するために重要なことです。
レイトレーシングにおいては、あまりこの問題から影響を受けず、もっと極端な値を安全に設定することができます。
クリッピング範囲は、Display の Limits をオンにすることで視覚化できます。
開始位置と終了位置に黄色い点が表示され、その間にラインが表示されます。
Start
クリッピング開始位置を設定します。
End
クリッピング終了位置を設定します。
- 最終更新:2012-04-09 15:24:57