Lamp Output
Lamp (ランプ) は、Background や Emission シェーダをもつオブジェクトからのライティングとは異なる方法での光源となります。
違いは、レンダリングイメージに直接表示されないことと、独自のオブジェクトタイプとしてより簡単に管理することが出ることです。

Input
● Surface
サーフェスシェーダを入力します。
Setting
ノードブロックでの設定はありませんが、Properties ウィンドウの Object Data パレットに設定があります。
パレット
現在は、Point と Sun、Spot、Area がサポートされています。
Hemi はまだサポートされておらず、Sun としてレンダリングされます。
しかし将来的にはサポートされるので、互換性を維持するためにも、使用しないことをお勧めします。
また、各ランプのタイプによって光量が異なりますので、Lamp タイプと光量を参照してください。
Point
Point Lamp (ポイントランプ) は全ての方向に均一に光を放ちます。
Size (サイズ) が 0 の場合は、光源に大きさのない点光源となります。
この値を 0 より大きくすると、そのサイズの球形のランプとなり、よりソフトな影とシェーディングを得ることができます。
接続する Emission シェーダの Strength (強度) の単位は W (ワット) になります。
Sample
Strength = 1000
Size: 0.0 | Size: 1.0 | Size: 2.0 |
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Sun
Sun Lamp (サンランプ) は、特定の向に光を放ちます。
光源の位置は考慮されず、常に無限に離れたシーンの外側に位置し、減衰することがありません。
Sun Lamp も、Size サイズを 0 より大きくしていくことで、よりソフトな影とシェーディングを得ることができます。
Sun Lamp はシーン内には位置していないとされています。
そのため、Sun Lamp に接続する Emission シェーダ の Strength (強度) は他のランプとは単位が異なります。
通常は他の光よりも小さい値に設定する必要があります。
Sample
Strength = 10
Size: 0.0 | Size: 0.1 | Size: 0.2 |
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Spot
Spot Lamp (スポットランプ) は、コーンの内側の特定の方向に光を放ちます。
Size (サイズ) を大きくすると、よりソフトな影とシェーディングを得ることができます。
また、パレットには Spot Shape があり、その中でコーンに関する設定ができます。
Spot Shape の Size で、コーンの円錐角を設定し、Blend でコーンのエッジの柔らかさを設定します。
Sample
Strength = 1000, Spot Shape Size = 90°
Size: 0.0 | Size: 1.0 | Size: 2.0 | |
Blend: 0.0 | ![]() |
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Blend: 0.5 | ![]() |
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Blend: 1.0 | ![]() |
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Area
Area Lamp (エリアランプ) は、Square (正方形) または Rectangle (長方形) のエリア (領域) から光を放ちます。
Size (サイズ) を大きくすると、よりソフトな影とシェーディングを得ることができます。
接続する Emission シェーダの Strength (強度) の単位は W (ワット) になります。
Sample
Strength = 1000
Size: 5.0 x 1.0 | Size: 1.0 x 1.0 | Size: 1.0 x 5.0 |
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Cast Shadow
Cast Shadow (影の表示) オプションを無効にすることで、ランプからの光は途中のオブジェクトに遮られなくなります。
これにより光源からのレイ (光線) を追跡する必要がないため、レンダリング速度を上げることができます。

- 最終更新:2014-03-27 16:11:58