Depth of Field
被写界深度に関わる設定を行います。
パレット
Focus
被写界深度を使用する場合、オブジェクトまたは距離で焦点を設定します。
Focus Object
焦点を合わせるオブジェクトを選択し、リンクます。
リンクされたオブジェクトの原点 (Origin) に焦点が合います。
リンクされたオブジェクトとカメラ位置に変更があっても、つねにオブジェクト原点に焦点が合います。
Distance
使用しているカメラから焦点までの距離 (0.0 - 5000.0) を設定します。
Aperture
カメラの絞りに関わる設定を行います。
レンズの絞り による開口部の大きさを F/Stop (F 値) で行うか Radius (半径) で行うかを選択し、その大きさを設定します。
この設定により、レンズを通過する光の範囲をコントロールし、被写界深度 (ピントの合う範囲) を調整します。
考え方は現実世界のカメラと同じで、絞りを解放するほどレンズを通ってセンサーに当たる光の角度は広くなり、被写界深度が浅くなります。
また逆に絞るほど、レンズを通ってセンサーに当たる光の角度は狭くなり、被写界深度が深くなります。
- 開口部が大きい (絞り値が小さい) → 入射光範囲が広くなる → 錯乱円が小さくなる → 被写界震度が浅くなる → 焦点付近のみピントがあう
- 開口部が小さい (絞り値が大きい) → 入射光範囲が狭くなる → 錯乱円が大きくなる → 被写界震度が深くなる → 焦点から離れてもピントがあう
また、F 値を "F"、開口半径を "d"、焦点距離を "f"としたときの関係は以下のとおりです。
- F = f / 2d
- d = f / 2F
F/Stop : Number
開口部の大きさを F 値 (0.1 - 64.0) で設定します。
値が小さいほど被写界震度が浅くなり、値が大きくなるほど被写界震度が深くなります。
Radius : Size
開口部の大きさを半径 (0.0 - 10.0) で設定します。
0.0 の場合、すべてのオブジェクトに焦点が合います。
値が大きくなるほど被写界震度が浅くなります。
Aperture Blades
絞りの羽根の枚数 (0 - 100) を設定します。
3 以上の値が設定されると、絞りは円ではなく設定値を頂点数とする多角形となります。
この形は、レンダリングされたイメージのピントの合っていないハイライト部のボケ方 (形状) に影響を与えます。
Aperture Rotation
絞り羽根の回転角度 (-180 - 180) を設定します。
- 最終更新:2012-04-09 15:25:38