レンダリング速度 2.8
2.8 でもレンダリング処理の最適化がされているようで、どの程度速まったのか 2.79b と比較してみました。

データは、blender.org サイトにある「BMW Benchmark」を使用し、ロードして設定は何も変更せずにレンダリングを実行。
計測は1度のみなので、実行時のタイミングで多少の増減はあると思いますが、傾向の参考まで。
PC1 | PC2 | |||
CPU (16 Threads) | GPU (3 GPU) | CPU (48 Threads) | GPU (1 GPU) | |
2.79b | 05m57.54s | 01m07.02s | 02m37.85s | 05m11.44s |
2.80β | 04m22.14s | 00m50.38s | 01m54.01s | 03m44.59s |
⊿ | 73.3% (1.4倍) |
75.2% (1.3倍) |
72.2% (1.4倍) |
72.1% (1.4倍速) |
おおよそ 1.4 倍と、いい感じに速くなっていますね。
ちなみに、2.8 では「Cycles Compute Device」の「CUDA」に CPU も使いで設定できるようです。

この設定にして GPU レンダリングしてみたところ、PC1 で 00m45.17s、PC2 で 01m33.26s となりました。
ただし、注意しなければいけなさそうなのが、Tiles の大きさです。
GPU 用に大きくしていると、CPU での処理に時間がかかってしまうので、GPU + CPU で GPU レンダリングする時は、Tiles の設定は 32 x 32 程度の CPU 向けにした方が良さそうです。
- 最終更新:2018-12-11 15:27:27