ランバート拡散反射と Oren-Nayar 拡散反射について

ランバート反射は、メッシュ表面の法線ベクトルと光線ベクトルとの角度差のみで反射率を計算します。
そのため、反射ベクトルと視線ベクトルとの角度差は考慮されず、どの方向から見ても一定の明るさとなります。
光線ベクトルと法線ベクトルとの角度差が少ないほど反射率は高く明るくなり、角度差が大きくなると反射率は低く暗くなります。
光沢感はなく、マットなペイントや、木材のような感じがでます。

Oren-Nayar 反射はランバート反射を一般化し、メッシュ表面上にマイクロファセット (微小面) を仮定して擬似的に粗面化し計算します。
ランバート反射では不向きなコンクリートや石膏といった粗い表面を表現できます。
そのため、ランバート反射と比べ、明るい部分と暗い部分が均一化されているように見えます。

ランバート反射 (Roughness 0.0) Oren-Nayar 反射 (Roughness 1.0)
Diffuse r0 front.png Diffuse r1 front.png
Diffuse r0 45.png Diffuse r1 45.png
※図中の黒い点の箇所が光源です。



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  • 最終更新:2012-09-11 13:03:26

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