ポートレイトライティング
ポートレートのライティングの基本を再現してみた。
被写体は Lucy をほぼ人間サイズにしたもの。
腕があると顔に影が入ってしまうので、両腕を削除。ついでに下半身も削除。
顎を引いた状態で正視するように回転。すこし歪んでいたので、Shearで少し変形。
マテリアルは Principled BSDF、Base Color: Hex:E7E7E7、Roughness: 0.5 とした。
4つの基本ライティング
環境は以下の通り。
- Worldなし。
- ライトは「Point Lamp」の一灯のみ
いずれも被写体の頭部中心を原点とし、そこから 2m の距離を維持して投射角度のみを変えて比較 - レフ板代わりに、被写体の背後・左側面・底面に壁(Cubeの上面・右側面・正面を削除したもの)を配置
マテリアルは Diffuse BSDF、Color: Hex:7F7F7F - 下図は 4 つの主なポイントライトを表示したもの。
スプリット・ライティング
ライトは、右側水平方向から手前に 10 度、上方に 10 度回転。
ループ・ライティング
ライトは、右側水平方向から手前に 55 度、上方に 10 度回転。
レンブラント・ライティング
被写体の向きと、カメラとライトの位置関係で、以下の 4 つがある。
レンブラントライティング(正面)
カメラは被写体の正面、ライトは、右側水平方向から手前に 45 度、上方に 20 度回転。
ブロードレンブラント
被写体を右側に 25 度回転、ライトを右側水平方向から手前に 110 度(正面から左に 20 度)、上方に 20 度回転。
ショートレンブラント
被写体を右側に 25 度回転、ライトを右側水平方向から手前に 20 度、上方に 20 度回転。
レンブラント(プロフィール)
被写体を右側に 90 度回転、ライトを右側水平方向から奥側に 45 度、上方に 20 度回転。
バタフライ・ライティング
ライトは、右側水平方向から手前に 90 度(被写体正面)、上方に 30 度回転。
モーテンセンの5つのパターン
環境は以下の通り。
- 背景となる壁等の代わりに、被写体を囲うように Cube を配置(後ろの壁との距離は指定通り)
マテリアルは被写体と同じく Principled BSDF、Base Color: Hex:E7E7E7、Roughness: 0.5 - ライトは「Spot Lamp」二灯
位置は Mortensen の指定位置(カメラに対しての左右方向と被写体への角度は調整)
Basic Light
Contour Light
Semi-Silhouette Light
Dynamic Light
Plastic Light
参考サイト
- ポートレイト写真のライティング:4つの基本照明タイプを極めよう!
- レンブラントライティングで撮るポートレイト
- モーテンセンの5つのパターン
- PDF - The Nudes of William Mortensen - Ryerson University
- 最終更新:2018-10-09 15:56:53