Dimensions 2.7

レンダリングの解像度やアニメーションのフレーム範囲などに関する設定を行います。
Pallet_Render_Dimensions_277.jpg

Render Presets

解像度のプリセットを選択します。
プリセット名の右側にある [+] で現在の設定値に名前を付けてプリセット登録し、[-] で選択中のプリセットを削除することができます。

各プリセットの設定値



Resolution

レンダリングイメージの解像度を設定します。

X
    レンダリングイメージの水平方向のピクセル数 (4 - 65536) を設定します。

Y
    レンダリングイメージの垂直方向のピクセル数 (4 - 65536) を設定します。

Percentage
    X,Y で設定した解像度に対して、レンダリングする際のスケール (1 - 100) を設定します。
    100% を設定すると、X,Y で設定した解像度のレンダリングを行います。
    テスト的なレンダリングでは、50% 等に下げてレンダリングすることで、レンダリング時間を短縮できます。
    直接入力することで、100% を超える値も設定できます。


Aspect Ratio

レンダリングイメージのアスペクト比を設定します。
通常、コンピュータの画面ピクセルは正方形なので、初期値は 1:1 (X:1, Y:1) に設定されています。
ただし、テレビのピクセルは正方形ではないので、テレビ用ムービーを作成する場合、目的のビデオ規格 (世界の放送方式 を参照) に合わせたアスペクト比に変更することができます。
ピクセルアスペクト比の詳細については、ビデオ出力を参照してください。

X
    水平方向のアスペクト比 (1.0 - 200.0) を設定します。

Y
    垂直方向のアスペクト比 (1.0 - 200.0) を設定します。


Border

フレーム全体をレンダリングする代わりに、ビューの一部だけをレンダリングすることができます。
3D View のカメラビューで、ShiftB で矩形ドラッグし、レンダリングする領域を定義します。
設定された領域は、赤い点線で囲われます。

Border
    Border オプションがチェックされていると、部分レンダリングを行います。
    Border オプションのチェックを外すと、部分レンダリングしなくなります。
    3D View のカメラビュー上でCtrlAltBでも Border オプションを外すことができます。

Crop
    Border オプションがチェックされていると、Crop オプションを設定することができます。
    Crop オプションがチェックされていると、部分レンダリングの回りをトリミングされ、Border のサイズの画像となります。
    Crop オプションがチェックされていないと、画像サイズは Resolution で設定されたサイズとなり、部分レンダリングの回りは透明となります。


Frame Range

レンダリングするアニメーションの開始フレームと終了フレームおよびステップ数を設定します。

Start Frame
    レンダリングを開始するフレーム (0 - 300000) を設定します。

End Frame
    レンダリングを終了するフレーム (0 - 300000) を設定します。

Frame Step
    レンダリングの際に、タイムラインでスキップするフレーム数 (0 - 300000) を設定します。
    1 と設定すると、タイムラインのフレームごとにレンダリングを行います。
    2 と設定知ると、タイムラインの 2 フレームごとにレンダリングを行います。


Frame Rate

アニメーションのフレームレート または 1 秒あたりに表示するフレーム数を設定します。
初期値は、アニメーションや映画で一般的に用いられている 24 fps が設定されています。
その他、23.98, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60 が選択でき、これ以外の値を設定したい場合は、Custom を選択します。

Custom
Custom を選択すると、以下の設定項目が表示され、設定内容から計算された fps が表示されます。
TV 放送用の 29.97 fps とする場合は 30 / 1.001 と設定し、アニメ用の 23.98 fps とする場合は 24 / 1.001 と設定します。

    FPS
        下のフレームレートベース (/) で設定した秒間毎に表示されるフレーム数 (1- 120) を設定します。

    /
        フレームレートベース (0.1- 120.0) を設定します。
        FPS を 24、フレームレートベースを 0.1 と設定すると、240.0fps という設定になります。


Time Remapping

アニメーションの長さをリマップするために使用します。
Old で設定したフレーム値が、New で設定したフレーム値になる様に、全体時間をスケーリングします。
New を、Old の半分にすると、元の時間の半分でアニメーションが終了します。
そのため、End Frame もその分、値を小さくする必要がありそうです。

Old
    フレーム内の元のマッピング値 (1-900) を設定します。

New
    Old で設定したフレームが、あらたに何フレームにマッピングするか (1-900) を設定します。

※ADOBE After Effects 等にあるタイムリマップ機能とは異なる様子です。

  • 最終更新:2016-03-24 14:34:59

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