Depth of Field

被写界深度に関わる設定を行います。

パレット


Focus

被写界深度を使用する場合、オブジェクトまたは距離で焦点を設定します。

Focus Object
    焦点を合わせるオブジェクトを選択し、リンクます。
    リンクされたオブジェクトの原点 (Origin) に焦点が合います。
    リンクされたオブジェクトとカメラ位置に変更があっても、つねにオブジェクト原点に焦点が合います。
Focus Object: Orange Focus Object: Green Focus Object: Purple
bmps_camera_focus_orange.jpg bmps_camera_focus_green.jpg bmps_camera_focus_purple.jpg

Distance
    使用しているカメラから焦点までの距離 (0.0 - 5000.0) を設定します。
Focus Distance: 3.0 Focus Distance: 7.0 Focus Distance: 12.0
bmps_camera_focus_3.0.jpg bmps_camera_focus_7.0.jpg bmps_camera_focus_12.0.jpg


Aperture

カメラの絞りに関わる設定を行います。
レンズの絞り による開口部の大きさを F/Stop (F 値) で行うか Radius (半径) で行うかを選択し、その大きさを設定します。
この設定により、レンズを通過する光の範囲をコントロールし、被写界深度 (ピントの合う範囲) を調整します。
考え方は現実世界のカメラと同じで、絞りを解放するほどレンズを通ってセンサーに当たる光の角度は広くなり、被写界深度が浅くなります。
また逆に絞るほど、レンズを通ってセンサーに当たる光の角度は狭くなり、被写界深度が深くなります。
  • 開口部が大きい (絞り値が小さい) → 入射光範囲が広くなる → 錯乱円が小さくなる → 被写界震度が浅くなる → 焦点付近のみピントがあう
  • 開口部が小さい (絞り値が大きい) → 入射光範囲が狭くなる → 錯乱円が大きくなる → 被写界震度が深くなる → 焦点から離れてもピントがあう
また、F 値を "F"、開口半径を "d"、焦点距離を "f"としたときの関係は以下のとおりです。
  • F = f / 2d
  • d = f / 2F

F/Stop : Number
    開口部の大きさを F 値 (0.1 - 64.0) で設定します。
    値が小さいほど被写界震度が浅くなり、値が大きくなるほど被写界震度が深くなります。
Number: 0.1 Number: 1.4 Number: 2.8
bmps_camera_F0.1.jpg bmps_camera_F1.4.jpg bmps_camera_F2.8.jpg

Radius : Size
    開口部の大きさを半径 (0.0 - 10.0) で設定します。
    0.0 の場合、すべてのオブジェクトに焦点が合います。
    値が大きくなるほど被写界震度が浅くなります。
Size: 0.0 Size: 0.05 Size: 0.1
bmps_camera_s0.0.jpg bmps_camera_s0.05.jpg bmps_camera_s0.1.jpg

Aperture Blades
    絞りの羽根の枚数 (0 - 100) を設定します。
    3 以上の値が設定されると、絞りは円ではなく設定値を頂点数とする多角形となります。
    この形は、レンダリングされたイメージのピントの合っていないハイライト部のボケ方 (形状) に影響を与えます。
Blades: 0 Blades: 3 Blades: 5
bmps_camera_b0.jpg bmps_camera_b3.jpg bmps_camera_b5.jpg

Aperture Rotation
    絞り羽根の回転角度 (-180 - 180) を設定します。
Rotation: 0 Rotation: 45 Rotation: 90
bmps_camera_r0.jpg bmps_camera_r45.jpg bmps_camera_r90.jpg

  • 最終更新:2012-04-09 15:25:38

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