Camera_

Camera パレットでは、大きく以下の 4 つの設定を行います。
  • Lens: レンズに関わる設定
  • Camera: センサーサイズに関わる設定
  • Display: 設定状況を視覚化するオプションに関わる設定
  • Depth of Field: 被写界深度に関わる設定

Camera パレット


Lens

カメラのレンズに関わる設定を行います。

Camera types

カメラタイプを、Perspective (透視投影) にするか、Orthographic (平行投影) にするか選択します。

Perspective

Perspective (透視投影) を選択すると、焦点距離か視野角で画角を設定します。
        Manual_cycles_camera_persp.png
    Camera Lens Unit
        画角を焦点距離で設定するか視野角で設定するかを選択します。
        Millimeters (ミリメートル) は焦点距離、Degrees (角度) は視野での設定となります。
    Focal Length
        Camera Lens Unit で Millimeters を選択すると表示されます。
        画角を決めるレンズの焦点距離 (1.0 - 5000.0) を設定します。
    Field of View
        Camera Lens Unit で Degrees を選択すると表示されます。
        画角を決める視野角 (0.367 - 172.847) を設定します。

Orthographic

Orthographic (平行投影) を選択すると、平行投影スケールで表示サイズを設定します。
        Manual_cycles_camera_ortho.png
    Orthographic Scale
        表示サイズのスケール (0.01 - 4000.0) を制御します。

Perspective Focal Length: 21.0mm Focal Length: 35.0mm
bmps_camera_pers_21mm.jpg bmps_camera_pers_35mm.jpg
Orthographic Orthographic Scale: 4.0 Orthographic Scale: 7.0
bmps_camera_orth_s4.jpg bmps_camera_orth_s7.jpg

Panorama

Panorama (パノラマ) オプションで、パノラマビューを作成することができます。
ただし、Blender 標準のカメラとは多少異なる動作をし、OpenGL レンダリングを使用して表示することはできません。
このオプションは、正距円筒図法 を用いて、カメラ位置からシーンのパノラマビューをレンダリングします。
この投影法は World Output で利用する Background シェーダで使用される Environment Texture と互換性があり、環境マップをレンダリングするために使用することができます。
デフォルトマッピングを一致させるには、カメラオブジェクトの回転を (90,0,-90) または +X 軸に沿って位置ポインティングを設定します。
これは、使用しているデフォルト環境テクスチャマッピングイメージのセンターを見ていることに相当します。
Panorama Off Panorama On
bmps_camera_pano_off.jpg bmps_camera_pano_on.jpg
※最適な設定にはなっていません。

Shift

Shift (シフト) オプションで、カメラ位置やフォーカス位置を変えずに、レンダリング範囲をシフトできます。
シフトを使わずにレンダリング範囲を変えようとすると、カメラ位置やフォーカス位置が動いてしまい、モノの見え方が変わってしまいます。
シフトを使うことで、一回り大きな絵の中から切り取る範囲をずらしているような感じになり、モノの見え方が変わることはありません。
ただし、この設定をカメラの位置を調整するために使用しないように気をつけてください。
    X
        水平方向のシフト値 (-10.0 - 10.0) を設定します。
    Y
        垂直方向のシフト値 (-10.0 - 10.0) を設定します。
Shift なし Shift: X:-0.2, Y:-0.1 参考 (シフトせずビューを移動)
bmps_camera_pers_35mm.jpg bmps_camera_pers_35mm_x-0.2_y-0.1.jpg bmps_camera_pers_35mm_pan.jpg

Clipping

Clipping (クリッピング) オプションは、レンダリングの際に、直接オブジェクトが表示される範囲を設定します。
この範囲外にあるオブジェクトは、直接表示されないものの、光のバウンスはクリッピングされないため、間接的に画像に影響を与えます。
OpenGL レンダリングにおいては、クリッピング距離の限界値をきちんと設定することは、十分なラスタライズ精度を確保するために重要なことです。
レイトレーシングにおいては、あまりこの問題から影響を受けず、もっと極端な値を安全に設定することができます。
クリッピング範囲は、Display の Limits をオンにすることで視覚化できます。
開始位置と終了位置に黄色い点が表示され、その間にラインが表示されます。
    Start
        クリッピング開始位置を設定します。
    End
        クリッピング終了位置を設定します。
Start: 1mm
End: 1m
bmps_camera_clip_off.jpg bmps_camera_clip_off_Limits.png
Start: 4.2cm
End: 20cm
bmps_camera_clip_on.jpg bmps_camera_clip_on_Limits.png


Camera

カメラのセンサー (撮影素子) のサイズに関わる設定を行います。

Camera Presets

カメラのプリセットを選択します。
主なカメラのセンサーサイズがプリセットとして登録してあります。

Sensor

センサーの大きさをミリメートルで設定します。
    Width
        センサーの幅を設定します。
    Height
        センサーの高さを設定します。
    Size
        Sensor Fit が Auto の時の、センサーサイズを設定します。

Sensor Fit

イメージとセンサー内部の視野角を合わせる方法を選択します。
    Auto
        画像の解像度に応じて、センサー高さ (Height) を センサー幅 (Width) に合わせます。
    Horizontal
        センサー幅 (Width) に合わせます。
    Vertical
        センサー高さ (Height) に合わせます。


Display

カメラの設定状況を視覚化するオプションに関わる設定を行います。

Limits

Limits (範囲) は、Clipping の設定範囲の表示を制御します。
表示範囲は黄色の 2 点とオレンジ色のラインで表示され、同時に黄色いクロスでフォーカス (Focus) 位置も表示されます。
Limits: off Limits: on
Camera_display_limits_off.png Camera_display_limits_on.png

Mist

Mist (霧) は、Mist の設定範囲の表示を制御します。
Mist は、白色の 2 点とオレンジ色のラインで表示されますが、Limits と重なる部分は明るい黄色のラインとなります。
Mist: on Limits & Mist: on
Camera_display_mist_on.png Camera_display_limits_mist_on.png
ただし、Mist オプションは、Blender の内部レンダラーにはありますが、Cycles にはありません。
Blender Render に切り替えて設定し、Cycles に戻してレンダリングしても有効にはならなかったので、この Mist 範囲の表示には意味はないと思います。

Title Safe

このオプションが有効になっている場合、カメラビューポートの内側に、点線枠が表示されます。
この枠は、タイトルのような重要なもののための "安全" とみなされるエリアの範囲を定めています。
Camera_display_3d_TitleSafe3.png

Sensor

このオプションが有効になっている場合、カメラビューポートと一致もしくは外側に、点線枠が表示されます。
この枠は、Sensor で設定されているセンサーサイズの縦横比が維持されています。
カメラビューポートが最大限入る大きさで表示されます。
Camera_display_3d_Sensor3.png

Name

このオプションが有効になっている場合、カメラビューポートの左下に、カメラの名前が表示されます。
Camera_display_3d_Name3.png

Draw overlay

カメラのガイドグリッドを表示します。
このグリッドは、複数表示することができます。
    Center
        縦横中心線を点線で表示します。
        Camera_display_3d_Center3.png
    Center Diagonal
        対角線を点線で表示します。
        Camera_display_3d_CenterDiagonal3.png
    Thirds
        縦横三分割線を点線で表示します。
        Camera_display_3d_Thirds3.png
    Golden
        黄金比 (約 1:1.618) の線を点線で表示します。
        Camera_display_3d_Golden3.png
    Golden Triangle A
        右上角からの対角線と、それに直交する左上角からと右下角からの交線を点線で表示します。
        Camera_display_3d_GoldenTriangleA3.png
    Golden Triangle B
        左上角からの対角線と、それに直交する右上角からと左下角からの交線を点線で表示します。
        Camera_display_3d_GoldenTriangleB3.png
    Harmonious Triangle A
        右上角からの対角線と、左上角から底辺および右下角から上辺の各黄金比との交線を点線で表示します。
        Camera_display_3d_HarmoniousTriangleA3.png
    Harmonious Triangle B
        左上角からの対角線と、右上角から底辺および左下角から上辺の各黄金比との交線を点線で表示します。
        Camera_display_3d_HarmoniousTriangleB3.png

Size

3D View でのカメラオブジェクトの表示サイズを指定します。
この設定は、見た目だけの設定で、レンダリング結果には影響を与えません。
カメラオブジェクトも、他のオブジェクト同様 S キーによるスケール操作でスケーリングすることもできますが、この Size との設定は関連はありません。
Size: 0.5 Size: 1.0
Camera_display_limits_mist_on_s0.5.png Camera_display_limits_mist_on_s1.0.png

Passepartout

Passepartout (額縁) オプションが有効になっていると、カメラビューポートより外側のエリアを暗く表示することができます。
どの程度暗くするかは、Alpha で設定します。
    Alpha
        カメラビューポート外のエリアの暗くする度合い (0.0 - 1.0) を設定します。
        0.0 で、Passepartout をオフにしたと等しく、なにも変化させません。
        1.0 で、カメラビューポート外を真っ黒く表示します。
off および Alpha: 0.0 Alpha: 0.5 Alpha: 1.0
Camera_display_3d_Passepartout_off.png Camera_display_3d_Passepartout_0.5.png Camera_display_3d_Passepartout_1.0.png


Depth of Field

被写界深度に関わる設定を行います。

Focus

被写界深度を使用する場合、オブジェクトまたは距離で焦点を設定します。

Focus Object

焦点を合わせるオブジェクトを選択し、リンクます。
リンクされたオブジェクトの原点 (Origin) に焦点が合います。
リンクされたオブジェクトとカメラ位置に変更があっても、つねにオブジェクト原点に焦点が合います。
Focus Object: Orange Focus Object: Green Focus Object: Purple
bmps_camera_focus_orange.jpg bmps_camera_focus_green.jpg bmps_camera_focus_purple.jpg

Distance

使用しているカメラから焦点までの距離 (0.0 - 5000.0) を設定します。
Focus Distance: 3.0 Focus Distance: 7.0 Focus Distance: 12.0
bmps_camera_focus_3.0.jpg bmps_camera_focus_7.0.jpg bmps_camera_focus_12.0.jpg


Aperture

カメラの絞りに関わる設定を行います。

Aperture Type

レンズの絞り による開口部の大きさを F/Stop (F 値) で行うか Radius (半径) で行うかを選択し、その大きさを設定します。
この設定により、レンズを通過する光の範囲をコントロールし、被写界深度 (ピントの合う範囲) を調整します。
考え方は現実世界のカメラと同じで、絞りを解放するほどレンズを通ってセンサーに当たる光の角度は広くなり、被写界深度が浅くなります。
また逆に絞るほど、レンズを通ってセンサーに当たる光の角度は狭くなり、被写界深度が深くなります。
  • 開口部が大きい (絞り値が小さい) → 入射光範囲が広くなる → 錯乱円が小さくなる → 被写界震度が浅くなる → 焦点付近のみピントがあう
  • 開口部が小さい (絞り値が大きい) → 入射光範囲が狭くなる → 錯乱円が大きくなる → 被写界震度が深くなる → 焦点から離れてもピントがあう
また、F 値を "F"、開口半径を "d"、焦点距離を "f"としたときの関係は以下のとおりです。
  • F = f / 2d
  • d = f / 2F

    F/Stop
        開口部の大きさを F 値 (Number: 0.1 - 64.0) で設定します。
        値が小さいほど被写界震度が浅くなり、値が大きくなるほど被写界震度が深くなります。
Number: 0.1 Number: 1.4 Number: 2.8
bmps_camera_F0.1.jpg bmps_camera_F1.4.jpg bmps_camera_F2.8.jpg

    Radius
        開口部の大きさを半径 (Size: 0.0 - 10.0) で設定します。
        0.0 の場合、すべてのオブジェクトに焦点が合います。
        値が大きくなるほど被写界震度が浅くなります。
Size: 0.0 Size: 0.05 Size: 0.1
bmps_camera_s0.0.jpg bmps_camera_s0.05.jpg bmps_camera_s0.1.jpg

    Aperture Blades
        絞りの羽根の枚数 (0 - 100) を設定します。
        3 以上の値が設定されると、絞りは円ではなく設定値を頂点数とする多角形となります。
        この形は、レンダリングされたイメージのピントの合っていないハイライト部のボケ方 (形状) に影響を与えます。
Blades: 0 Blades: 3 Blades: 5
bmps_camera_b0.jpg bmps_camera_b3.jpg bmps_camera_b5.jpg

    Aperture Rotation
        絞り羽根の回転角度 (-180 - 180) を設定します。
Rotation: 0 Rotation: 45 Rotation: 90
bmps_camera_r0.jpg bmps_camera_r45.jpg bmps_camera_r90.jpg

  • 最終更新:2012-04-06 16:55:18

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード