BSDF とは
BSDF とは、反射成分を BRDF で表現し、透過成分を BTDF で表現したものを合わせたものだそうです。
BSDF = BRDF + BTDF
BRDF は、光が入射した位置と出射する位置が同じだと仮定して BSSRDF を簡略化したものだそうです。
BTDF は、BRDF と類似したものですが、サーフェスの反対側のためのものだそうです。
それぞれの用語は、以下のとおりです。
- BSDF (Bidirectional Scattering Distribution Function : 双方向散乱分布関数)
- BRDF (Bidirectional Reflectance Distribution Function : 双方向反射率分布関数)
- BTDF (Bidirectional Transmittance Distribution Function : 双方向透過率分布関数)
- BSSRDF (Bidirectional Scattering Surface Reflectance Distribution Function : 双方向散乱面反射率分布関数)
※挿絵は Wikiedia の Bidirectional scattering distribution function からお借りしたものです。
BSDF パラメータ
非物理ベースのレンダラとの大きな違いは、光源から発っせられた直接光と他のサーフェスから反射されたの間接光が切り離されずに単一の BSDF を使用して処理していることです。
これは可能性がすこし制限されるものの、全体的にはより少ないパラメータの調整で調和の取れたレンダリングを作成するのに役立つと考えています。
- 最終更新:2012-10-19 17:45:35