カールコードの作成方法
大きな流れとしては、まずコードの断面曲線と、グルグルコードの動きを制御する曲線を作成します。
その後、断面曲線から一直線にグルグルに巻かれたコードを作成し、それを制御曲線で曲げます。
サンプルファイル:CurlCord.zip
コードの断面となる曲線を作成
まず、カールコードの断面を作成します。
ここでは、一直線にグルグルに巻かれるその中心軸を Y 軸として断面を作成するため、断面曲線は XY 平面上に作成します。
- Shift A で、Add - Mesh - Plane を作成
- Transform や、Edit Mode 等でサイズと位置を調整
- Ctrl A で、Location と Rotation & Scale を実行
コードの動きを制御する曲線を作成
グルグルコードがぐにゃっとなる動きを制御する曲線を作成します。
- Shift A で、Add - Curve - Path 等で曲線を作成
- Tab で Edit Mode に入る
- 原点を座標原点に合わせつつ、制御点を移動して動きを表現する
- Tab で Object Mode に戻る
Screr Modifier で一直線のカールコードを作成
- 断面曲線を選択し、Object Modifiers パレットで Add Modifier から Generate - Screw を実行
- Axis: を Y Axis に変更
- Screw: に断面曲線の長手寸法を入力
曲線に沿ったカールドードの作成
- Object Modifiers パレットで Add Modifier から Deform - Curve を実行
- Object に、作成した曲線を指定
- Deformation Axis を Y に変更
- Ctrl 2 で Subsurf を割り当て
仕上げ
ここまででできた状態でレンダリングしてみると、どこかしらに黒い筋がケーブルにそって見えていると思います。
そこで、まず制御曲線でケーブルの動きを調整し、その状態で Screw の設定を最終調整し、Screw による変形を適用します。
それから法線の再計算を実行します。
- 断面曲線および制御曲線、Screw の値を調整
- Object Modifiers パレットで Screw の Apply を実行
- Tab で Edit Mode に入る
- A ですべてを選択し、Ctrl N (Mesh - Normals - Recalculate Outside) を実行
- Tab で Object Mode に戻る
- 必要に応じて、Object Modifiers パレットで Curve の Apply を実行
- Tab で Edit Mode に入る
- 端面を選択
- 状況に応じて Alt Space で Orientation を Nomal にする
- E で伸ばし、R で回し、G で移動したりしてスクリューでは表現できなかった部分を作りこみます
- Tab で Object Mode に戻る
- 最終更新:2012-10-22 14:06:13